・A:「これは何ですか?」
B:「蟻の自動販売機です。」
A:「アリを売ってるんですか?」
B:「はい。」
A:「どんな人が買うんですか?」
B:「わかりませんが、働かない蟻がよく売れます。」
A:「働かないアリ?」
B:「この国のヒトビトは、蟻が働きものだという先入観をもっているようですが、そんなことはアリません。
もっとも、蟻自身は働いているとは思ってないでしょうが。」
A:「働かないアリを眺めてホッとするヒトもいるってことですか。」
B:「あなたも買ってみませんか?」
A:「いゃ、やめときます。アリが自分を観察しているような気がして・・・。」
<入り口>
・A:「ここは何をするところですか?」
B:「数字を選ぶ場所で、憶万長者への入り口です。」
A:「何の数字ですか?」
B:「あなたの好きな数字です。その数字の組み合せが当選すると、大金が転がり込んできます。」
A:「ということは、ここは破滅への入り口ってことにもなりますね。」
<タバコをくわえた頭蓋骨>
・A:「この絵について作者は何かコメントしてるの?」
B:「専門家が手紙を調べたらしいけど、モチーフはまったく不明らしいよ。あなたはこれを見てどう思う?」
A:「骨になって初めてイップク出来たって感じ。」
B:「タバコの吸い過ぎが体に良くないっていうメッセージだとしたら、禁煙用ポスターにはピッタリだと思うよ。」
<隙間>
・あなたのココロには、コトダマが入り込むくらいのスキマは空いているものです。
・君は隙間を越えて、さらにその先へ進む。
・もしかして、あなたの魂が隙間を見失っているのですか?
・貴方の心から一匹の悪魔が出て行ったならば、
またその隙間に別のが入り込もうとする。
・君のココロの隙間風の音。
<始まる>
・全てを手に入れたときから、貴方の退屈な人生が始まる。
・あなたの恋愛期間が終わり、その人への○○が始まる。
・そなたの愛は家庭から始まるのです。
・ただ始まるってことだけでは、
あなたはモノ足りないのだ。
・すてべを失ったときから、あなた自身との真剣勝負が始まる。
<無題>
・A:テンツクテン。
B:ポンポコポン。
A:テンツクテン。
B:ポンポコポン。
A:テンポコテン。
B:・・・・・・・・。
A:「アンタ!」
B:「シマッタ〜!」
<地>
・あなたは都会という乾いた土地に生息する。
・貴方のもつ地味こそが、○○なのです。
・貴方と私はこの大地を通して繋がっている。
・地道とは、あなたにとって遠回りに見える近道である。