2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<過ち>

・A:「あなたの国は、我が国と同程度、いゃ、もしかするとそれ以上の核兵器を保有しているのではないですか?」 B:「我々は貴方の国と違って、歴史上、核兵器を戦争に使用したことはありません。 貴方は、貴方の国がおかした過ちを認めますか?」 A:「…

<壁>

・貴方は生死の壁に突き当たるとき、シンプルになる。 ・諦めなければ、あなた自身の壁を乗り越えられる。 ・貴方も結局、ジブンの作った壁の中で生きているに過ぎない。 ・人前で壁の存在を告げて、これからの貴方を宣言する。 ・貴方自身だけがその壁を認…

<束の間>

・勝ち負けがあなたにとって、ほんの束の間で決まるとは限らない。 ・あなたの休日は束の間に終わってしまうが故に楽しい。 ・すべてが束の間であるなら、 貴方に何が残るのだろうか? ・若き日の、あなたの恋、束の間の、ほろ苦い夢芝居。 ・束の間の幸せだ…

<ロバ>

・A:「今度の王様の耳は、ロバの耳だ。」 B:「君は見たのか?」 A:「あぁ。血税を使って贅沢三昧のようだ。」 B:「ロバの耳では、国民の声は聞こえないよ。 医者に耳を診てもらわないと。」 A:「耳だけじゃなくて、目も鼻も口もロバなんだ。」

<記憶の固執>

・A:「この絵は誰の絵?」 B:「ダリの絵。」 A:「時計が柔らかくなってる。」 B:「あなたは柔らかい物質でできたものの運命をどう思う?」 A:「儚さを感じるね。作者は時空の歪みや相対性理論を想像するには、頭も柔らかくする必要があると考えた…

<今宵>

・今宵あなたの見上げる月は、 どうしてこんなにも哀しいのでありましょうか。

<うま>

・うまくいかないときもあるさ、あんたにだって。 ・馬に説教する方が貴方よりマシだと言われる。 ・あなたが、どこの馬の骨かは分かっている。 ・鹿:「あんたはいつだって馬車馬だ。」 馬:「きみとは馬が合わないのさ。」

<一文字>

・貴 ・方 ・真 ・義 ・尊 ・仁 ・言 ・礼 ・行 ・智 ・忠 ・和 ・信 ・孝 ・徳 ・心 ・遣

<償>

・貴方の愛を償えば全てがウソに変わってしまう。 ・あなたの安心は、無償の○○に支えられている。 ・償いのコトバは、あなたの気休めにもならないことは分かっている。 ・あなたが買った電気製品は補償期間の翌日に故障する。

<母>

・貴方の母さん、やさしい母さん。 ・母がまだ幼い貴方をおぶってのぼった坂道。 ・あなたの母は着ました完璧に。 ・水母は君を癒してくれる。 ・○からの電話にとまどう母がいた。 ・蛙の子は蛙。母の子は貴方。 ・ハハハと母と笑う娘のアナタ。 ・A:「今…

<蜘蛛と蝶と蛾(終話)>

・蜘蛛は、蝶の言ったコトバを思い出していました。 「あなたのように心の広いお方を他には存知上げません。」 (あの時、自分が蝶を助けなかったら、鳥に襲われることもなかっただろう。しかも、蛾まで助けてやることなどなかったに違いない。)と蜘蛛は思…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの4)>

・蜘蛛は話を聞き終えると、蝶の翅を抱えたまま言いました。 「全くなんということだ。」 蜘蛛は暫く黙ったままでした。そして、蛾の方を向いて、 「ただ嘆いていても仕方がない。代わりに、お前がこれを身に着けて飛んでみせてくれ。」と頼みました。 蛾は…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの3)>

・蛾は明け方近くになって、美しい蝶の翅をもって蜘蛛のところに戻ってきました。 蜘蛛はそれを見て訊きました。 「どういうことだ? お前の持っている、その翅は。」 蝶は鳥に襲われたのでした。 蝶は必死に逃れようとしていました。 蛾は助けようとしまし…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの2)>

・蜘蛛は少し考えてから言いました。 「分かった。お前が必ずここに戻ってくるという証拠をみせろ。」 蛾は表情も変えずに、 「では、命の次に大切なものを置いていきます。」と言って、 頭についている2本のアンテナを外しました。 蜘蛛は驚いて言いました…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの1)>

・その日から蜘蛛は蝶のことを待っていましたが、2日経っても蝶が戻ってくることはありませんでした。 次の日、蜘蛛は夕方から夜中にかけて巣を作り直していました。巣がようやく完成してから、夜空の星を見上げていたとき、蜘蛛はふと、一匹の蛾が網に捕ま…

<蜘蛛と蝶と蛾>

・ある日、蜘蛛は朝早くからせっせと巣を作っていたので、気が付くともう夕暮れになっていました。すると、向こうから美しい翅をヒラヒラさせて一匹の蝶がやってきて、網に引っかかってしまいました。 蜘蛛はその様子を暫く眺めていましたが、蝶の翅があまり…

<マシ>

・人恋しくなったとき、あなたに話かけたくなります。 ひとり寂しく生きることは、決して楽しくはありませんが、 辛い日々を思い出すよりはまだマシかもしれません。