2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

<絶望と希望>

・A:「きみは、最後まで捨てられなくていいね。 僕なんか、誰からも歓迎されてないから。」 B:「とんでもない! 君のおかげで僕はこうしていられるんじゃないか。 いつも感謝してます。」 A:「そのコトバは信じてもいいの?」 B:「モチロン。 でも、…

<天使と悪魔>

A:「天国良いとこ、1度はいらっしゃい! 今なら限定100名様、無料体験ツアーにご招待致します。」 B:「地獄だって、まんざら悪いところじゃありません。 ラジウムよりも強力な釜茹で温泉を新設しました。」 A:「あなた、誰を勧誘しようとしてるの…

<わび&さび&かび>

・A:わびしさ B:さびしさ C:かび(華美) A:「別れの前に、あなたにこれまでのことをおわびしようと思って。」 B:「そんなことは気にしないでください。あなたが去っていって、わたしひとりになったとき、本来のわたしに気が付くのですから。」 C…

<一層>

・信じられるものがないのは、貴方が何も持っていないことよりも一層辛いものです。 ・ココロにささったトゲを無理やり取ろうとしても、さらに貴方の傷みを一層増すだけ。 ・貴方にも精神的な○○を、より一層求める時がくる。 ・羨むココロが貴方を一層悲しく…

<何も>

・あなたの前に何も無いから、何かを掴もうとするのです。 ・瞼を閉じれば、何もかもがあなたのココロに湧き上がってくる。 ・何も知らない貴方は、何かを知ることによって失う○○があることを知る。 ・何もなくなったときから、貴方には全てが観えてくる。 …

<気遣い>

A:「あなたは最近、誰かのちょっとした気遣いが身に染みて感じることはありませんか?」 B:「ええ、たまに。何気ない優しさがとても嬉しく感じられます。」 A:「それは、あなたのココロが求めているからかも知れません。 気遣いから貴方はその人のやさ…

<ということ>

・いきるということ、 それは、 あなたが、 いきてるということとは、 ちがうということ。

<鼻>

・A:「春がいつ来るか、あなたは知ってる?」 B:「春一番が吹いたときでしょ。」 C:「そうとは限らないと思うけど。」 B:「君は春がいつ来るか分かるの?」 C:「いつというより、どの位来てるかは、かなりの精度で分かるよ。」 A:「どうやって?…

<手拍子>

・あなた自身を曝け出したとき、 誰かが手拍子を鳴らす。 ・手拍子は貴方が救われるために用意されている。 ・あなたの音楽には楽器よりも人々の手拍子がお似合いだ。 ・○○するとき、貴方はココロから手拍子を打ち鳴らす。

<村医者(終話)>

・あとで分かったところによると、村人たちは、あの村医者に診てもらいたくないので、健康には各人十分に気をつけており、誰も病気になる人はいなかったのでした。 病弱な医者は再び村に帰ってくることはありませんでした。 村に一人も医者がいなくなったこ…

<犠牲者>

・お前さんが生まれるずーっと昔、ここいら辺は人も車も少なくて静かなところじゃった。 ほら、あの道に最初の信号機ができた頃には、隣り町から車に乗ってわざわざ見物に来た物好きもいたんじゃ。 この国の景気が上向くにつれて町の人口が増えて、猫も杓子…

<風評>

・A:「この近くの焼却場で、放射性物質を含んだ瓦礫の焼却実験が行われることを貴方はご存知ですか?」 B:「いいえ。でも安全性を確かめるためでしょう?」 A:「放射性物質は燃やしたってどうにもなりませんよ。」 B:「じゃ、実験の目的は何なんです…

<確実>

・死と同じくらい確実なのは、 あなたが今、生きているということだ。 ・そなたはもっと、不確実を楽しもう。 ・企ては、確実な足取りで貴方のもとにやってくる。 ・あなたはその確実な一瞬に懸ける。

<愛情>

A:「ヒトは恒温動物だから、変温動物と違って沢山の子供を作れない。少数の子供を大事に育てるために愛情が必要なんだ。」 B:「あなたの考えでは変温動物の方が愛情が少ないってこと?」 A:「そうじゃなくて、愛情の形が違うってことだよ。変温動物は…

<消費>

A:「物質文明に毒された社会では、あなたという消費者がしっかりしたポリシーを持たねばなりません。」 B:「そんなもの何に必要なんですか?」 A:「あなたのような人が大量消費によって社会問題を引き起こすのです。」 B:「消費しなければ社会は成り…

<金槌と釘>

A:金槌 B:釘A:「君は泳げるの?」 B:「泳げない。」 A:「でも、馬鹿にされないからいいよね。」 B:「出過ぎると打たれるんだよ。」 A:「え!ダレがそんなことを。」 B:「君の仲間に。」

<身も蓋も>

・A:「若い頃はよく、お年寄りを敬いなさいと教えられたものだよ。」 B:「それは今も同じですよ。」 A:「自分が高齢になってみると尊敬などされていないことに気づくんだ。」 B:「それは、あなたが尊敬されるようなことをして来なかったからでしょう…

<とともに>

・貴方のココロの歌は貴方とともに育ち、貴方とともに亡ぶ。 ・貴方は○○とともに澄み渡っていく。 ・知恵は貴方とともにあり、貴方をさらに険しいところに連れて行く。 ・時の流れとともに貴方の心から消え去ってしまう出来事。 ・あなたなら、泣く人ととも…

<案外>

・敵は案外、あなたの近くにいて見えないのかもしれない。 ・あなたは、案外生まれ持ってる○を使ってないんじゃないか。 ・寂しさは、あなたの知らないところからやってくるし、 案外、あなたの知ってるところからやってくるのかもよ。 ・君は案外、知っては…

<種>

・人の悲しみの種はなくならないけれど、 貴方の喜びの果実もまたなくなる訳ではない。 ・喜びのタネを蒔けば、あなたに帰ってくることもあるよ。 ・人種とは貴方の知ってる偏見の1つに過ぎない。 ・インチキの種は決してなくならないと言ってた貴方。 ・あ…

<村医者(続きの3)>

・貴方はとりあえず、電話で救急車を呼び、その村から遠い街の病院に医者を搬送してもらうように手配しました。 そして医者の傍で、貴方は様子を見ていました。すると、その医者は言いました。 「救急車の必要はなかったんだが・・・」 貴方は思わず、 「ど…

<ふれあい>

・ふれあいは、あなたとわたしの間の沈黙から既に始まっている。 ・貴方にも精神的な触れ合いを求める時がくる。 ・微かなふれあいさえ、貴方が救われるために用意されていることを知る。 ・あなたのココロはいつでも、ふれあいの瞬間を予感する。

<観的>

・悲観的に見れば、 貴方の人生は決して楽観的ではないが、 楽観的に見れば、 貴方の人生はそれ程悲観的でもない。 だらか、達観的に行って見よう。

<信号>

・A:「君の人生に赤信号が点滅したときはどうする?」 B:「それはあり得ません。」 A:「何故?」 B:「点滅するのは黄色信号で、僕の赤信号は点灯したままですから。」 A:「では未だ大丈夫のようだ。」 B:「どういう意味ですか?」 A:「君の電…

<もも>

・あなたももう少し懸命になれる。 ・あなたの吐息さえ、もも色に見えてくる。 ・あなたもももも、○○のうち。 ・A:「君の知ってる桃太郎は誰の子供?」 B:「ももから生まれた桃太郎だから養子でしょうね。」 C:「江戸時代の頃の桃太郎は、お爺さんとお…

<後ろ>

・後ろに一歩下がると、あなたは前が少し見えにくくなる。 ・かつて見た風景が、貴方の後ろに飛び去ってゆく。 ・過去への道は後ろ向きに歩いていかねばならぬ。 そなたの顔も足先も前を向いているが故に、 それぞれの道を行くしかないのであろう。

<幸福を掴む方法>

・その1:あなたは、好きな人の笑顔を思い浮かべる。 ・その2:あなたは、自分が不幸だとは思わない。 ・その3:幸福という字を紙に書いて掴んだってだめさ。 幸福はあなたが手で掴むものじゃないから、大きくココロを拡げて受け止めないと。 ・その4:…