<凡人と天才>

A:「僕は自分が天才でないことをありがたいと思うことがあるよ。」
B:「そういう君を羨ましく思うときがある。大抵の凡人は、普通のことをしていながら、それが素晴らしいことだとは考えないからね。」
A:「君は、普通にしていられることを望んでいるの?」
B:「そうしたいんだけど、なかなかうまくいかなくて、空回りするんだ。」
A:「普通のことができるようなったとき、それはもう君ではなくなるということだよ。」
B:「でも、凡人と天才の見分けはつくけど、天才と馬鹿の見分けはそう簡単にはつかないんだよ。」