・A:「この国にはソクラテスもびっくりする名前の県がある。」
B:「愛知県でしょ。」
A:「そうか、君の出身県だったね。」
B:「それがどうかしたの?」
A:「フィロソフィーは知を愛することだから、哲学の県、ってことになるね。」
B:「哲学者が多いってハナシは、聞いたことがないけど。」
A:「愛を知る県民が多いってことになれば、いいイメージにつながる。」
B:「愛を知らない人間の方が多くなったらどうするの?」
A:「そのときには「無」を入れればいい。」
B:「どこ?「愛」と「知」の間?」
A:「そういうのを、「愛の無知」っていうんだ。」
B:「ただの勘違いよりもヒドイ。」
A:「僕は、「無知の知」の継承者だから。」