<競争>

・むかしむかし、あるところにウサギとカメがおったそうな。
 ある日、ウサギとカメは競争をすることになったそうな。
 ウサギは元気良くぴょんぴょん走っていって、
 カメはいつものようにマイペースで進んでいったそうな。
 (ここまでは、貴方がよくご存知の話なんじゃが、)
 ウサギは途中でひと休みしたワケではなく、
 油断することなく、予定通りゴールに着いたそうな。
 しかし、勝利の女神はカメに味方したんじゃそうな。
 カメがゴールしたのは、あの日から100年後じゃったそうな。
 ウサギとカメが始めた競争は、
 どちらもゴールにたどり着くまで終わらないとうルールじゃったそうな。