<過ち>

・A:「あなたの国は、我が国と同程度、いゃ、もしかするとそれ以上の核兵器保有しているのではないですか?」
 B:「我々は貴方の国と違って、歴史上、核兵器を戦争に使用したことはありません。
   貴方は、貴方の国がおかした過ちを認めますか?」
 A:「わたしが言いたいのは、あなたの国も同じことをする可能性があるということです。」
 B:「そのようなことはありません。」
 A:「あなたはそうかも知れませんが、あなたの国の国民が選んだ大統領が核兵器を使用しないという保証はないでしょう。」
 B:「その場合には国民が過ちをおかしたことと同じです。」
 A:「わたしは、同じ不幸を繰り返してはならないと主張しているのです。」
 B:「この世界に核兵器が存在すること自体、人類の原罪によるものです。」
 A:「では救世主にでも頼みますか?」
 B:「無神論の国に救世主はおりません。」
 A:「では誰がいるのですか?」
 B:「貴方の国から亡命してきた大勢の大統領経験者がいます。」