2016-01-01から1年間の記事一覧

<壁>

・貴方は生死の壁に突き当たるとき、シンプルになる。 ・諦めなければ、あなた自身の壁を乗り越えられる。 ・貴方も結局、ジブンの作った壁の中で生きているに過ぎない。 ・人前で壁の存在を告げて、これからの貴方を宣言する。 ・貴方自身だけがその壁を認…

<束の間>

・勝ち負けがあなたにとって、ほんの束の間で決まるとは限らない。 ・あなたの休日は束の間に終わってしまうが故に楽しい。 ・すべてが束の間であるなら、 貴方に何が残るのだろうか? ・若き日の、あなたの恋、束の間の、ほろ苦い夢芝居。 ・束の間の幸せだ…

<ロバ>

・A:「今度の王様の耳は、ロバの耳だ。」 B:「君は見たのか?」 A:「あぁ。血税を使って贅沢三昧のようだ。」 B:「ロバの耳では、国民の声は聞こえないよ。 医者に耳を診てもらわないと。」 A:「耳だけじゃなくて、目も鼻も口もロバなんだ。」

<記憶の固執>

・A:「この絵は誰の絵?」 B:「ダリの絵。」 A:「時計が柔らかくなってる。」 B:「あなたは柔らかい物質でできたものの運命をどう思う?」 A:「儚さを感じるね。作者は時空の歪みや相対性理論を想像するには、頭も柔らかくする必要があると考えた…

<今宵>

・今宵あなたの見上げる月は、 どうしてこんなにも哀しいのでありましょうか。

<うま>

・うまくいかないときもあるさ、あんたにだって。 ・馬に説教する方が貴方よりマシだと言われる。 ・あなたが、どこの馬の骨かは分かっている。 ・鹿:「あんたはいつだって馬車馬だ。」 馬:「きみとは馬が合わないのさ。」

<一文字>

・貴 ・方 ・真 ・義 ・尊 ・仁 ・言 ・礼 ・行 ・智 ・忠 ・和 ・信 ・孝 ・徳 ・心 ・遣

<償>

・貴方の愛を償えば全てがウソに変わってしまう。 ・あなたの安心は、無償の○○に支えられている。 ・償いのコトバは、あなたの気休めにもならないことは分かっている。 ・あなたが買った電気製品は補償期間の翌日に故障する。

<母>

・貴方の母さん、やさしい母さん。 ・母がまだ幼い貴方をおぶってのぼった坂道。 ・あなたの母は着ました完璧に。 ・水母は君を癒してくれる。 ・○からの電話にとまどう母がいた。 ・蛙の子は蛙。母の子は貴方。 ・ハハハと母と笑う娘のアナタ。 ・A:「今…

<蜘蛛と蝶と蛾(終話)>

・蜘蛛は、蝶の言ったコトバを思い出していました。 「あなたのように心の広いお方を他には存知上げません。」 (あの時、自分が蝶を助けなかったら、鳥に襲われることもなかっただろう。しかも、蛾まで助けてやることなどなかったに違いない。)と蜘蛛は思…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの4)>

・蜘蛛は話を聞き終えると、蝶の翅を抱えたまま言いました。 「全くなんということだ。」 蜘蛛は暫く黙ったままでした。そして、蛾の方を向いて、 「ただ嘆いていても仕方がない。代わりに、お前がこれを身に着けて飛んでみせてくれ。」と頼みました。 蛾は…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの3)>

・蛾は明け方近くになって、美しい蝶の翅をもって蜘蛛のところに戻ってきました。 蜘蛛はそれを見て訊きました。 「どういうことだ? お前の持っている、その翅は。」 蝶は鳥に襲われたのでした。 蝶は必死に逃れようとしていました。 蛾は助けようとしまし…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの2)>

・蜘蛛は少し考えてから言いました。 「分かった。お前が必ずここに戻ってくるという証拠をみせろ。」 蛾は表情も変えずに、 「では、命の次に大切なものを置いていきます。」と言って、 頭についている2本のアンテナを外しました。 蜘蛛は驚いて言いました…

<蜘蛛と蝶と蛾(続きの1)>

・その日から蜘蛛は蝶のことを待っていましたが、2日経っても蝶が戻ってくることはありませんでした。 次の日、蜘蛛は夕方から夜中にかけて巣を作り直していました。巣がようやく完成してから、夜空の星を見上げていたとき、蜘蛛はふと、一匹の蛾が網に捕ま…

<蜘蛛と蝶と蛾>

・ある日、蜘蛛は朝早くからせっせと巣を作っていたので、気が付くともう夕暮れになっていました。すると、向こうから美しい翅をヒラヒラさせて一匹の蝶がやってきて、網に引っかかってしまいました。 蜘蛛はその様子を暫く眺めていましたが、蝶の翅があまり…

<マシ>

・人恋しくなったとき、あなたに話かけたくなります。 ひとり寂しく生きることは、決して楽しくはありませんが、 辛い日々を思い出すよりはまだマシかもしれません。

<縁起>

A:4 B:9 C:7・A:「君も僕も縁起の悪さでは同じようなもんだな。 駐車場の番号から除外されてることもある。」 B:「俺なんか、酷いもんだぜ、 クルマは9に止まれないからだとか言われて。」 A:「君と僕を足せば13になるから、さらに困った…

<旅館>

・A:「今日の寝床は何処ですか?」 B:「ただいまご用意いたしますので、お待ち下さい。」 A:「その必要はありません。 My布団を担いで持ってきましたので、自分でやります。 これでないと、よく寝られないので。」 B:「それは大変でしたでしょ。」…

<ぼやいて>

・「僕だけが悲しみを連れてくると思い込んでるヒトが多いんだよなぁ・・」と 不幸がぼやいているのを聞いた貴方は、幸福に尋ねた。 「あなたは悲しみを連れて来ないでしょ?」 幸福は答えた。 「わたしは悲しみを知りません。」

<救世主>

・あなたは、対立する宗教徒と闘って壊滅させることや、 宗派に分かれた信徒が相争うことを、 救世主が喜ぶとでも思っているのですか!

<映画>

・映画が終わり、周囲が明るくなると、熟女Cは少年Dの方を向いて質問した。 「ねぇ、あたしを監禁したい気分になった?」 唐突なコトバに戸惑った少年Dは大声をあげた。 「僕には、あなたをさらう勇気がありません!」 周囲の人々はその声に反応したが、二…

<監禁(その5:終話)>

・少女Bが監禁場所から抜け出して警察に保護されると、捜査の手は青年Aに及んだ。 青年Aの裁判が始まり、彼は悪びれた様子もなく、罪状を認めた。 少女Bについては、何をされたのかといったエゲツナイ数多くの質問が行われたことに青年Aは心痛した。 陪…

<監禁(その4)>

・少女Bが誘拐されてから、捜索届けが直ちに出されないことを青年Aは知っていた。両親の養育権の問題が、少女Bの不運を物語っていた。 監禁後、十ヶ月が経過したころ、マスコミが急に騒ぎ出した。 少女Bは、テレビ画面のレポーターのコトバを耳にした。 …

<監禁(その3)>

・気分転換のため、青年Aは少女Bと外出しようという気になり、少女Bに訊いた。 「今日はどこかに出かけよう。君の行きたい場所は?」 「ディズニーシー。」 ふたりは目的地に到着し、今までのことを全て忘れるかのように遊んだ。 「どうして、わたしだっ…

<監禁(その2)>

・青年Aは医学部の学生で来年卒業予定だったが、何故か医師国家試験を受けるかどうか迷っていた。 監禁されてから数週間、少女Bは隙あれば逃げ出そうとチャンスをうかがっていたが、ある事件を機に考えを変えたようだった。 ある事件とは、少女Bが原因不…

<監禁(その1)>

・冬の晴れた日、青年Aは少女Bを誘拐し、自宅に監禁した。 少女Bの二親とも著名人であったため、彼女の情報を得るのは比較的簡単だった。 「君のお父さんから頼まれて、ちょっと来てほしい場所があるんだけど。」 かけたコトバはそれだけ。少女Bの顔色が…

<錯誤>

・A:「そのほう、まだ気づかぬのか。」 B:「?」 A:「見忘れたとはいわせねぇぜ。」 B:[何のことでございましょう?] A:「とぼけやがって、 このサクラ吹雪の紋所が目に入らぬか!」 B:「あ! 遠山の格さん!」 C:「まったく時代錯誤が甚だ…

<書く>

・貴方の顔に「?」を書くことがよくある。 ・書くという行為は、己の無知を貴方に曝け出すことである。 したがって、恥をかくことを覚悟しなければならいない。 ・わたしが「おとな」を「をとな」と書くと、あなたは古い奴だという。 ・あなたの書くわたし…

<競争>

・むかしむかし、あるところにウサギとカメがおったそうな。 ある日、ウサギとカメは競争をすることになったそうな。 ウサギは元気良くぴょんぴょん走っていって、 カメはいつものようにマイペースで進んでいったそうな。 (ここまでは、貴方がよくご存知の…

<闇と光>

・あなたは闇から光によって導かれる。 闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇闇 闇闇闇闇闇闇闇闇闇光闇闇闇闇闇闇闇闇闇 闇闇闇闇闇光闇闇闇光闇闇闇光闇闇闇闇闇 闇闇闇闇闇闇光闇闇光闇闇光闇闇闇闇闇闇 闇闇闇闇闇闇闇光闇光闇光闇闇闇闇闇闇闇 闇闇闇…